「くすん、くすん、ひっく・・・」
「もう泣くなよ、エイナ?」
「だってぇ・・・っ」
「くやしいんだもんっ! あんなやつらに、バカにされて」
「だからって、女のおまえが 男とケンカをして、力で 勝てるはずないだろ?」
「それに、あいつらは 俺たちよりも身体も年も 大きいんだし・・・」
「うう・・・っ」
「だけど、どうして 今日にかぎって、あんなに 腹をたてたりしたんだよ?」
「・・・・・・」
「ん?」
「あいつら、レオンのこと 弱虫だって・・・」
「女の私とばかり、いつも 遊んでる、情けないヤツ だって・・・」
「ふーん・・・」
「レオンはくやしくないの!?」
「べつに」
「だって、俺はあいつらよりも エイナと遊んでるほうが 本当に楽しいんだしな」
「あ・・・」
「それに、俺が弱虫かどうかは あいつらだって、さっきので 充分わかったはずだぜ?」
「ないちゃったもんね レオンのゲンコツで」
「お前を泣かせたからな カタキはとらないと」
「うん・・・」
「しかし、まいったよなあ 服が破けちまった・・・」
「私もドロだらけ・・・」
「怒られるよなあ、母さんに」
「・・・だいじょうぶだよ!」
「私が、レオンのお母さんに ちゃんと話してあげる!」
「レオンは、私を守って ケンカしちゃったんだって」
「いいよ、そんなの・・・」
「ダメ!」
「私のせいで、レオンが 怒られるのはイヤだもん!」
「・・・わかったよ」
「じゃあ、エイナの母さんには 俺がきちんと説明してやる」
「それなら、二人とも おあいこだろ?」
「うんっ」
ぐぅ〜〜〜〜(効果音)
「えへへ・・・ お腹、すいちゃった・・・」
「帰ろっか?」
「うん、そうだね」
「あ!?」
キラキラキラ〜〜(効果音)
「流れ星だ・・・」
「急いでお願いしなくちゃ!? えっと、えーっと・・・!?」
いつまでも―――いつまでも、 レオンと仲良しでいられますように・・・ |